TURN LAND「 手のプロジェクトアーカイブ 」ラマノと五十嵐さんのあゆみ
クラフト工房 La Mano(ラマノ)は、2015年にスタートしたアートプロジェクト「TURN」に初年度から参加しています。TURNとは、“違い”を超えた出会いで表現を生み出すことを目指したアートプロジェクトです。TURN交流プログラムの一環で、アーティストの五十嵐靖晃さんがラマノに通い、交流を重ねてきました。2018年からはTURN LAND 「手のプロジェクト」をスタート。このアーカイブページでは、ラマノと五十嵐さんで行ってきた「手のプロジェクト」を中心に、TURNでの活動を紹介します。
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手のプロジェクトとは
クラフト工房 La Mano(ラマノ)が、TURN LAND のプログラムの一環 で2018年 3 月にスタートしたプロジェクト。アーティストの五十嵐靖晃さんとともに、「手」にまつわる行為や所作、表現に着目し、地域の方々や一 般の参加者とともに一から畑を耕し、綿づくりを行いました。
「 ラマノと五十嵐さんの歩み 」
2015年度 /
糸が変わる出会い
TURNフェス1 | 会場を訪れ、糸巻きをするラマノの宇佐美くん。 撮影:池ノ谷侑花(ゆかい)
2015年11月、五十嵐さんが初めてラマノを訪れました。ラマノで働くメンバーとともに藍染の仕事に携わり、そこで染めた糸を用いた作品《New Horizon》を制作。第1回目のTURNフェスに出品しました。
福祉施設にアーティストがやって来る。そんなきっかけを作ってくれたのは、1人のメンバーさんでした。そのメンバーは平野さん。ユニークで独創的なアニメーションのような作画は、今や国内外で評価されるアーティストですが、そんな平野さんの展示をきっかけに知り合った奥山理子さん(当時のTURNコーディネーター)からのお誘いでTURNに参加することになりました。「ラマノは糸を使って物づくりをしている場所だから、糸を使った作品を手掛ける五十嵐靖晃さんが合うと思うの」そんな彼女の言葉がTURNフェスでの五十嵐さんの作品を見た時に頭を過りました。
高野賢二(クラフト工房 La Mano 施設長)
【糸の海に飛び込む】言葉を交わすのではなく、手しごとを通じて、人と人がその人らしくつながる工房に、社会の本来あるべき姿を見ました。そんな新たな価値観との出会いは、最初は言葉が使えないことに不自由さを感じたけれど固定観念を捨て勇気を持って、まるで陸を離れ海へ飛び込むような交流体験の先にあったため、工房でのつながりを象徴する「糸」をメンバーさんたちと一緒に染め、新たな価値観の海に飛び込むイメージで展示空間に水平線を描き出しました。
五十嵐靖晃(アーティスト)
- イベント / 2016.3.4 - 3.6「 TURNフェス 」
2016年度 /
ラマノの糸が海を渡る
TURN in BRAZIL | リオデジャネイロの会場で組紐を組む来場者
五十嵐さんがTURNの海外プログラムで、ブラジルの自閉症児療育施設PIPAを訪問。リオ五輪開催に合わせて行われたTURN in BRAZILに参加。ラマノの藍染の糸を使った江戸組紐の作品を発表しました。
ある時、五十嵐さんから、ブラジルで行うTURNの作品で藍染の糸を使いたいという相談を受けたました。もちろん、二つ返事で引き受けました。TURNフェス1で五十嵐さんの藍の糸を使った美しい作品に感動したこともありますが、何よりラマノの糸が海を渡るなんて!!藍色の糸は姿を変え、江戸組紐の作品に。作品を見た瞬間、天に昇る龍のような迫力と神々しさを感じました。普段ラマノで使っている織り糸が無限の可能性を持っているのだと、あらためて感じました。それはメンバーの可能性とも重なって思えた瞬間でした。
高野賢二(クラフト工房 La Mano 施設長)
【人と人をつなぐ糸】ブラジルでの交流先PIPA(サンパウロの自閉症児療育施設)で、みんなで輪になって「糸まき」をしました。綛糸(輪っか)から糸玉へ、手と手のあいだを糸が流れていきます。そこには大きな流れやリズム、呼吸のようなものが感じられ、糸に触れた子供たちの心に落ち着きが見られたことに先生たちは驚いていました。糸がコミュニケーションツールとして、人と人をゆるやかにつなぐ力を持っていることを知りました。PIPAの子供たちと、ポルトガル語が話せない自分をつないでくれたのはラマノの糸でした。 その糸が大きな組紐を組む作品へと展開していきました。
五十嵐靖晃(アーティスト)
- イベント / 2016.8.18 - 9.7「 TURN in BRAZIL 」
- イベント / 2016.10.21 - 10.23「 帰国報告『TURN in BRAZIL』」
- イベント / 2017.3.3 - 3.5「 TURNフェス2 」
2017年度 /
糸のはじまりを知る
TURN in BIENALSUR | コチニールで染めたアルパカの糸と、藍染した綿の糸の間を歩く作品
TURN in BIENALSURで、五十嵐さんがペルーの通所施設Cerrito Azulと交流。ラマノの藍染の糸とアルパカの毛で作品を制作しました。ペルーからラマノにアルパカの毛糸を持ち帰り、TURN in BIENALSURの様子を報告しに来てくれました。
2018年3月、3年間の「TURN交流プログラム」を行ってきた五十嵐さんと一緒に、TURN LAND「手のプロジェクト」を開始。La Manoの敷地に畑を作り、種から綿花を育てて糸にするまでを、La Manoの利用者さんや地域の方たちと一緒に行っていくプロジェクトです。
すっかりお馴染みとなりつつあるが、五十嵐さんは、「TURN in BIENALSUR」でも藍染の糸を使った作品を見せてくれました。その作品には、高い天井から下げられた藍とピンクの糸(ラマノの染めではお馴染みのコチニール(貝殻虫)で染められた鮮やかな色)が、糸玉の重りでピンと張られ、織り糸が張られたような、静寂の美しさを醸し出していました。その後、五十嵐さんが報告会で施設を訪れ時、プシュカという、作品にも使った糸を紡ぐ道具をプレゼントしてくれました。ラマノでも綿花を育て糸に紡いでいましたが、世界中で糸は、同じ方法で紡がれているのだと感じました。そんな思いから、地域の人たちと綿花を育て糸にするプロジェクトを始めるため、皆で綿花を植える畑を開墾しました。
高野賢二(クラフト工房 La Mano 施設長)
【糸玉はその人の形】ブラジルに続いて今度はペルーへ、ラマノの糸と旅をしました。人が糸を巻く時、その多くは丸い形になります。ところがラマノの宇佐美くんの巻いた糸はダイヤの形になり、ブラジル、サンパウロのPIPAに通うケントくんが巻いた糸も、なんとダイヤの形になりました。ペルー、リマで交流した福祉施設 Cerrito Azul のマルセロくんは卵形になり、現地の考古学者に聞いた話ではアンデス山脈にある遺跡の村から発掘される糸玉は全て卵形なのだそうです。その理由はわかりません。これらの出会いから、糸を巻く所作は人類の深い記憶と結びついており、誰かが巻いた糸玉はその人らしさが形になっていると考えるようになりました。
五十嵐靖晃(アーティスト)
- イベント / 2017.9.16 - 10.29「 TURN in BIENALSUR 」
- イベント / 2017.8.18 - 8.20「 TURNフェス3 」
- イベント / 2018.3.11「 手のプロジェクト―綿花から糸へ..― 」
2018年度 /
種から糸へ
手のプロジェクト2018 | ラマノの畑に綿の種を蒔く 撮影:冨田了平
「手のプロジェクト」では、春に耕した畑に5月に種を蒔き、7月に畑の手入れと糸紡ぎの練習を。10月に収穫してから、12月~1月に糸を紡いで、また2019年の3月に畑を新しく耕しました。1年を通して地域の方々や初めてラマノを訪れた人たちと綿花を育て、自然豊かな四季の移ろいを感じながら、それぞれの思いを共有しました。
2017年のTURN in BIENALSURに参加したアーティストの、アレハンドラ·ミスライさんがTURNフェス4参加のため訪日し、ラマノで藍染を体験しました。
普段は福祉施設での物づくりやアート活動という場であるラマノの「手のプロジェクト」の活動は、場所の都合もあり、週末の開催となりました。土日はメンバーさんがお休みのため、静かなラマノではありましたが、物づくりの現場では、メンバーさんの痕跡をあちらこちらに感じながら、地域の方が参加して下さいました。気が向いたメンバーさんも時々参加してくれました。普段はメンバーのエネルギーで活気に満ちたラマノですが、週末に開催される「手のプロジェクト」のラマノでは、築100年の民家の趣や畳に車座で集う人々、縁側でたたずむ人、綿花と触れ合い糸を紡ぐ人、それぞれの穏やかな時が流れる場所だと感じました。
高野賢二(クラフト工房 La Mano 施設長)
【福祉施設を文化施設に】福祉施設を文化施設として機能させてみようというのがTURN LAND「手のプロジェクト」の挑戦です。東京のラマノ、ブラジルのPIPA、ペルーのCerrito Azulといった福祉施設での交流体験で得た価値観や新たな視点は、まさに文化的体験でした。これまでTURNフェスに参加する度にラマノの施設長の高野さんとは「美術館にラマノをどうやって持っていけるかという挑戦だけど、結局ラマノに来てもらうのが一番だよね」という話をしてきました。ラマノを開くことで生まれる新しいスタイルの文化的体験に1人でも多くの方に出会ってもらえればと思います。
五十嵐靖晃(アーティスト)
- イベント / 2018.5.20「 手のプロジェクトVol.2―綿花から糸へ..― 」
- イベント / 2018.7.22「 手のプロジェクトVol.3―綿花から糸へ..― 」
- イベント / 2018.8.17 - 8.19「 TURNフェス4 」
- イベント / 2018.10.21「 手のプロジェクトVol.4―綿花から糸へ..― 」( 開催レポート)
- イベント / 2018.12.16「 手のプロジェクトVol.5―綿花から糸へ..― 」
- イベント / 2019.1.12「 手のプロジェクトVol.6―綿花から糸へ..― 」
- イベント / 2019.3.24「 手のプロジェクトVol.7―綿花から糸へ..― 」
2019年度 /
ラマノらしさ
TURNフェス5 |「出張ラマノ」美術館がラマノの工房になりました。 撮影:加藤甫
2年目を迎える「手のプロジェクト」は、よりラマノのメンバーたちと一緒に活動が出来るよう、週末開催に加えて、平日も開催することに。平日の開催時にも一般参加者を募り、メンバーと一緒に綿畑の手入れや糸紡ぎの練習を行いました。
TURNフェス5では、ラマノから上野にある東京都美術館にラマノが出張。朝のラジオ体操からはじまり、刺繍や織物、藍染のデモンストレーションなどを行いました。
1年目の手のプロジェクトは、地域の人たちととても良い時間をラマノで共有することが出来ました。半面、もっとメンバーさんに触れることが出来ればとの声から、2年目は、隔月で平日にも開催しメンバーにもより参加してもらうことを試みました。参加者の方と一緒に綿花の畑を作ったり、イベントがない時の水やりを行ったり、綿紡ぎの練習をしたりとお互いにドキドキしながらも、綿を紡ぐという共通の作業があることで、距離感が近くなった気がします。出来れば、たくさんの人にラマノに来て感じて欲しい、そんな思いでTURNフェスでは、ラマノが東京都美術館に「場」ごと出張しました。ラマノではない場所でのラマノ、メンバーたちは我々の不安をよそに堂々と、いつもの仕事をしてくれました。人にとって「場」の大切さと「役割·仕事」の大切さを教えてくれたTURNフェスでした。
高野賢二(クラフト工房 La Mano 施設長)
【「らしさ」を引き出す力】綿の成長に合わせて季節ごとにラマノに足を運び、その都度、都内とは思えない緑豊かな環境と静けさに癒されながら、四季の移ろいを五感で感じることができる贅沢な時間でした。ラマノのメンバーさんがいる回の方が、当然よりラマノらしい雰囲気となり、そっちがおすすめ。ラマノは、小高い丘の森に畑や工房があり、その環境としての魅力はもちろんですが、それらの「らしさ」をより引き出しているのはラマノメンバーさんたちなのだなとあらためて思いました。彼らには場や人の「らしさ」を引き出す力がある。それはどこか「糸」にも似ていると思います。
五十嵐靖晃(アーティスト)
イベント / 2019.4.26「 手のプロジェクト2019 Vol.1 ―綿花から糸へ..― 」
- イベント / 2019.5.11「 手のプロジェクト2019 Vol.2 ―綿花から糸へ..― 」
- イベント / 2019.6.14「 手のプロジェクト2019 Vol.3 ―綿花から糸へ..― 」
イベント / 2019.7.28「 手のプロジェクト2019 Vol.4 ―綿花から糸へ..― 」
- イベント / 2019.8.16 - 8.20「 TURNフェス5 」出張TURN LAND
イベント / 2019.8.30「 手のプロジェクト2019 Vol.5 ―綿花から糸へ..― 」
- イベント / 2019.9.29「 手のプロジェクト2019 Vol.6 ―綿花から糸へ..― 」
- イベント / 2019.10.18「 手のプロジェクト2019 Vol.7 ―綿花から糸へ..― 」
- イベント / 2019.11.10「 手のプロジェクト2019 Vol.8 ―綿花から糸へ..― 」
- イベント / 2019.12.19「 手のプロジェクト2019 Vol.9 ―綿花から糸へ..― 」
- イベント / 2020.1.19「 手のプロジェクト2019 Vol.10 ―綿花から糸へ..― 」
- イベント / 2020.2.28「 手のプロジェクト2019 Vol.11 ―綿花から糸へ..― 」
- イベント / 2020.3.15「 手のプロジェクト2019 Vol.12 ―綿花から糸へ..― 」
- 掲載 / TURN ジャーナル – SPRING 2020 ISSUE 03 |町田と世界をつなぐ糸 クラフト工房La Manoと五十嵐靖晃(アーティスト)
2020年度 /
綿のある暮らし
テレ手のプロジェクト | オンラインでそれぞれの綿の成長を共有。
新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、オンラインでつながる「テレ手のプロジェクト」を実施。「テレ」とは「離れた場所で」という意味。ラマノの スタッフやメンバー、一般参加者がオンラインでつながり、それぞれの家の庭やベランダで同日に種蒔きを行い、綿を育てました。
3年目の手のプロジェクト。2年目からのメンバーの関わりを考えていた矢先の新型コロナウイルス感染症拡大。その影響はラマノも例外ではありませんでした。緊急事態宣言に伴い4月、5月とメンバーさんが施設で仕事をすることが出来ないという状況になりました。そんな中での、オンラインツールを活用した「手のプロジェクト」がスタートしました。何人かのメンバーさん、家族が参加してくれたのも嬉しかったです。同じ日に種を蒔き、綿の成長を共有する、身近に綿があることで気付くこと、感じることがある。社会の中で、当たり前にある「場」の大切さをあらためて感じる1年でした。12月にラマノに集えた時、焚火を囲んだ時、焚火の暖かさや人との距離っていいなぁと、この場所ラマノがいいなぁとしみじみ思いました。
高野賢二(クラフト工房 La Mano 施設長)
【綿とラマノのある暮らし】新型コロナの影響でラマノに人が集えなくなったため、春にラマノから綿の種が届き「綿のある暮らし」が始まった。綿という物言わぬ存在と向き合っている感覚をどこかで体験したことを思い出しました。そう、ラマノのメンバーと向き合っている感覚とよく似ていたのです。彼らは言葉でのコミュニケーションはあまり得意ではないため、どこか植物的なところがあり「共にいる」ことで、様々な気づきや発見をもたらしてくれたのです。春に届いた綿の種はラマノの種だったのでした。
五十嵐靖晃(アーティスト)
- イベント / 2020.5.16・6.28「 テレ手のプロジェクト2020 vol.1 vol.2-綿花から糸へ‥- 」( 開催レポート)
- イベント / 2020.8.15・11.8「 テレ手のプロジェクト2020 vol.3 vol.4 -綿花から糸へ‥- 」( 開催レポート)
- イベント / 2020.12.12「 手のプロジェクト2020 vol.5 -綿花から糸へ‥- 」( 開催レポート)
- イベント / 2021.2.16「 ラマノの勉強会『記録と広報を考える』」
イベント / 2021.3.14「 テレ手のプロジェクト2020 Vol.6 -綿花から糸へ..- 」
2021年度 /
「手」から見るその人
TURNフェス6 | ラマノメンバーが藍染した糸と重ねて彼らの手仕事を見るインスタレーション 撮影:冨田了平
2020年度から引き続き「テレ手のプロジェクト」を実施。春の種蒔きから秋の収穫まで、ラマノと参加者の自宅で綿を育てました。プロジェクトのテーマでもある「手」に着目し、参加者それぞれの「手」にまつわる話を共有したり、ラマノメンバーの手仕事を撮影した映像をTURNフェスで発表するなど、より「手」を意識した活動を行いました。
新型コロナウイルス感染症が終息しない中、「テレ手のプロジェクト」も2年目のリモート開催での種まきを行いました。リモートでの参加者とのコミュニケーションや、やり取りが1年目より確実に上がった気がしました。「手で触れて心地いいもの」など、その時々で参加者に投げかけた手にまつわる質問ややりとりは、場を和ますひと時でした。リモートでしたが、参加者の答えるモノを連想すると、触れた指の記憶がよみがえるような感覚を覚えました。
高野賢二(クラフト工房 La Mano 施設長)
【糸は糸のままに】TURNフェス6に参加。ラマノの糸の向こうに、ラマノメンバーの手の映像が見えるインスタレーション作品を展示しました。2015年からはじまったラマノとの交流も7年目となり、作品を前にラマノ施設長の高野さんと、これまでを振り返りつつ「商品やモノに加工されているわけじゃなくて糸が糸のまま展示できるのってアートの面白さ、美術の力だよね」と話をしました。その時「自分が自分らしくいられるラマノってアートだよな」と感じました。そして、これからも形は変わっても続けていきたいねと2人で話をしました。
五十嵐靖晃(アーティスト)
- イベント / 2021.5.15「 テレ手のプロジェクト2021 vol.1 -綿花から糸へ..- 」( 開催レポート)
- イベント / 2021.7.19 - 9.5「 TURNフェス2021 」
- イベント / 2021.9.4「 テレ手のプロジェクト2021 Vol.2 -綿花から糸へ..- 」
- イベント / 2021.10.23「 テレ手のプロジェクト2021 Vol.3 -綿花から糸へ..- 」
- イベント / 2021.12.18「 手のプロジェクト2021 Vol.4 -綿花から糸へ..- 」
TURNについて
このプロジェクトは、東京都、公益財団法人東京都歴史文化財団 アーツカウンシル東京、 特定非営利活動法人Artʼ s Embrace、国立大学法人東京芸術大学が主催するアートプロジェクト「TURN」 の一事業 「TURN LAND」 として実施しています。
TURNは、障害の有無、世代、性、国籍、住環境などの背景や習慣の違いを超えた多様な人々の出会いによる相互作用を、表現として生み出すアートプロジェクトの総称です。TURNのプログラムの一つ「TURN LAND」では、福祉施設やコミュニティが、アーティストとともに地域にひらかれた活動を行い、TURNを日常的に実践する場をつくりました。